はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」はフリーランスを視野に入れている人のバイブルになるかもしれない

ちょっと共感ポイントがあったので、ゆるっと読んだ半径5メートルの野望 (講談社文庫)読了。
作者のはあちゅうさんのTwitterをいつも見ているのですが、感受性が強くてコトバをしっかり受けとめるのに、立ち向かう強さも持ってておもしろいなと思う。キンコン西野さんと対談されていた動画配信を見た後で「やっぱりおもしろそうな人だ〜」と思い、本を読んでみることにしました。

ところで、私が講師をさせていただいているWebスクールCreatorsFactoryに通う生徒さんは、9割以上が「フリーランスとして仕事をする」ということを最終的に目指しておられます。

将来的にフリーランスとしてやっていきたいなと思っている人に大企業からベンチャー企業に転職後フリーランスとなったはあちゅうさんの「爆進フリーランスの赤裸々な考え方や体験をのぞき見」的に読んでもらえそうだな、ちょうどいいな〜と思う内容だったのでご紹介します。

行動と考え方について

できるかどうかを先に考えるんじゃなくて自分の意志の「やるかどうか」を優先させることで、人生の主導権が「見えない誰か」から「見える自分」に移る。
理由と順番にこだわる人は行動できない人になる
はあちゅうさんが「ネット時代の作家の生きる道を作る」と言うと”なんで文章を売りたいの”、”なんでそんなことやってるの”と理由攻め。理由がある程度「人生を揺るがすような大きなきっかけ・正当なもの」でないと納得がいかない、自分が何かを目指せ無いのはまだそういうキッカケが見つかっていないだけ。でも、ふと心の中に芽のように育った気持ちを実現させるのに大きな理由はいらない。いつも行動できない人はとかく理由にこだわりすぎて、結果行動できない人になる。行動しない人ほど理由と順番にこだわります。でも感情って説明できないことの方が多いと思います。理由がある好きよりも理由がない好きの方が強い!
ゴールがなければスタートできない
夢を叶える締め切り日を決める。締め切りに根拠なんていらなくて、適当でもいいから「ここだ」と決めると覚悟が生まれる。
「締め切り」と、ゴールまでの戦略を立てるために「明確な目標」も必要。
マラソンをする時と同じで、夢を叶える時も逆算して、1年後にこうなっていたいから、そのために今こういうことをやろうと戦略を立てる。

ざっくり3箇所、「行動すること」についてピックアップされていたところをご紹介しました。もうとにかく「やるしかない!」って意気込み大事ですね。

お金について

本の中ではお金についての考え方もたくさん綴られていました。
お金の話でなるほどそうだなーと思ったところもあったのでご紹介。

サラリーマンはなかなかプライシング(価格決定)の機会がない。
フリーランスは毎日意識せざるをえませんが、でも会社員にも必要な感覚です。
例えば自分の価値は、転職するときに考え始めて考えても遅い。自分の価値を正しく把握することで、どこで1番高い価値を発揮できるかについての感覚が磨かれていきます。

経営者は何かを買うときに値段で躊躇しません。セミナーや旅行などの形のないものでも気前よくお金を払えるのは、価値を数字に換算することに慣れているから。人件費や経費などをよく知っていて妥当な値段を判断できる。

私も、30歳手前で転職を初めて意識した時に、自分の価値のなさに愕然としましたが、即座にどうにでもできるものではなかったことを思い出しました。

他にもこの本にはめっちゃくちゃ紹介したい内容がたっくさんあります。ピンチ=成長痛、自分のクレドを持つことについて、相手の信頼貯金を貯めておくことについて、面倒なことは仕組み化することについて。
でも、本にも書いてあったけど自分の手でつかまない幸せに価値はない、ということで同じように本の良さを私がいくらブログで言っても意味なくて、自分で読んで咀嚼しないと価値はないと思うので、興味をもたれたらぜひ読んでみてください。

講演会で、「夢に向かって頑張りたいけど、なかなかがんばれませんどうしたらいいですか」と質問されたはあちゅうさんが「多分そのまま、頑張りたいけど頑張れないなぁと思い続ける人生だと思います」と答えた、というくだりがありました。
当事者意識を持った瞬間に、過ごす時間が濃くなる。得する人生の送り方は絶対に濃い時間を過ごした方、どれだけ自分事にするかが人生が楽しくなるかどうかの分かれ道です。って部分がありました。

就活中でも会社員でも経営者でも濃い時間を過ごすことは可能なはずです。自分ごと、昔に比べるとけっこう意識するようになったな〜と感じますが、
もっと人生濃くしたい、自分の小さく湧いた欲望を自分ごとに変換していきたいなと思いました。

夢が叶った場所は新たなスタート。
ゲームと一緒で本当に敵がいなくなった時はゲーム終了の時・・・

「夢を叶え続けることが幸せな人生」という、猛烈に頑張り続けるはあちゅうさんのこれからが楽しみだし、自分のこれからもまだまだ頑張る余地があってまだまだ先が楽しみになるような本でした。